腸腰筋と腰痛の関係

腸腰筋

腸腰筋を鍛えても意味がない?「正しく使える身体に」なるための秘訣は?:アトラアカデミー

腰の腹側にあり、腸の裏にある太ももを持ち上げる筋肉。

「腸腰筋が硬くなると腰痛になる」と言われるこの筋肉にフォーカスしてみよう。

 

腸腰筋は「姿勢のリモコン」→ リモコンの設定ミスが腰痛を招く

腸腰筋は骨盤の前傾・後傾をコントロールする重要な筋肉。

リモコンの設定が「前傾しすぎ」なら反り腰になり、「後傾しすぎ」なら猫背になって腰に負担がかかる。

つまり、腸腰筋の柔軟性が大事なのではなく、脳が「どの姿勢が正常か」を間違えているのが問題。

腸腰筋は「感情の蓄積装置」→ ストレスと腰痛の関係

腸腰筋は交感神経と密接に関係していて、ストレスがかかると無意識に緊張するとされます。

特に「不安」「焦り」「怒り」といったネガティブな感情が溜まりやすい。

ストレスが続くと腸腰筋が縮み、腰が引っ張られて痛みが出る。つまり、精神的なストレスが直接腰痛に変換される。

腸腰筋は「歩行のメトロノーム」→ 正しい歩き方で腰痛予防

腸腰筋は歩くときにリズムを作る役割を持っている。

適切に使えればスムーズに歩けるが、硬くなると足が前に出づらくなり、歩行がぎこちなくなる。

歩行のリズムが崩れると、腰への衝撃吸収ができなくなり、結果的に腰痛を引き起こす。つまり、歩き方の悪さが腰痛の原因になる。

まとめ

  1. 姿勢のリモコン設定ミス → 腸腰筋が正常な姿勢を記憶できていない
  2. 感情の蓄積装置 → ストレスが腸腰筋を緊張させて腰痛を引き起こす
  3. 歩行のメトロノーム → 正しい歩き方をしないと腸腰筋が硬くなり、腰痛を招く

腸腰筋の問題を「筋肉の硬さ」だけでなく、「脳の設定ミス」「ストレスの影響」「歩行のリズム」といった広い視点で考えると、新しい腰痛アプローチが見えてきます。

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