脳脊髄液の循環
心臓の拍動により、血液は送り出される(上の血圧)
その送り出された血圧により血管は広がり、血管自体の収縮力により縮む事で血液は更に送られる(下の血圧)
これと同様に、脳脊髄液も脈絡叢より分泌された勢いで流れ、更に頭蓋骨・背骨・仙骨の動きにより流れる。
その勢いは目視出来(当然、頭蓋骨を開頭した場合)、その勢いの凄さ(力強さ)を知れる。
この勢いは、骨(筋膜・皮膚)を通じても感じ取れ(とは言え、その動きを知らないと無理なので、治療家であっても難しい)、循環リズムを知るにはクラニオセイクラムは良いテクニックだと思う。
この循環リズムが弱ければ、生体エネルギーの低下であったり、精神的な緊張や極度の肉体疲労を教えてくれる。
その中には、極度の身体の捻じれももちろんある。
脳脊髄液の循環は、主に仙骨と後頭骨の動きだとされる(第一次呼吸システム)
しかし、その動きを伝えるのは【背骨】
背骨に歪みがあれば、いくら後頭骨の動きを作り出したとしても循環は当然だが不良のまま。
脈絡叢の勢いが良かろうと、ルートが歪んでいればそれは障害となる。
もっと言えば、運動しているから自分の身体は健康である思っても、歪みがあれば心臓から送り出される血液も歪みにより滞りを作り、澱みを生み、必要な部分に行き届きにくくなる・・・
年末、身体の歪みを整えに来ましょう!!
