肋骨骨折
肋骨骨折は、意外と多い骨折です。
骨粗しょう症や高齢者がなるイメージですが、そんな事はなく、若い層であっても起こります。
強い外力で折れそうなイメージがありますが、咳でも折れますし、ゴルフのし過ぎでも起こります。
筋トレのし過ぎでも起こるし、「ヨゥ!」と背中を軽く叩いただけで折れる事があります。
症状は、動くと痛い、呼吸のたびに痛い、寝返りで痛い、服を着る動作時に痛い、後方確認など捻り動作で痛いなどです。
触っても痛いですが、骨折の兆候である熱感や腫れ、生あくびやチアノーゼ、手足の冷たさや脈拍が速くなると言った現象はあまり見られないので、何が起こった??と数日放置される事は多いです。
骨折直後はレントゲンに写りにくく、見落とされる事もしばしば。
二回目に病院に行って判明する事は多いです。
肋骨骨折の場合、コルセットと湿布くらいの治療です。
しかし、固定は意外と功を奏し、痛みは軽減します(骨折は骨膜がズレる・歪む・伸ばされる・切れる等で痛みを発症する)。
治癒まではおおよそ2週間です(それを過ぎてももう2週間くらいは痛いですが)。
治癒力を促進させる為に電気治療を行いますが、これは骨に刺激を入れ、血液循環を促進させる事で治癒力を早める理由です。
コルセットは苦しいですが、していた方が良いと考えます。
テーピング固定でも悪くは無いですが、痒みや貼り替えの手間があるのでコルセットの方が良いと思います(治癒したら使い道が無いですが)。
特に思い当たる原因が無くてもいつの間にか折れている肋骨。
動くと痛い、呼吸すると痛いなどがあれば、相談して下さい。