硬膜の緊張

硬膜とは、頭蓋骨(脊柱)の中にあり、脳みそ(脊髄)を保護する膜です。

硬膜と名がついている通り、硬い膜です。

 

人体解剖実習で実際の硬膜を触った事がありますが、ラミネートされたファイルがありますね。

あんな硬さだと思ってもらって間違いないです。

とにかく硬いです。

 

あの硬さのモノが頭蓋骨内(脊柱内)にあり、脳みそ(脊髄)を守っているわけですが、要所要所で骨(骨膜)とくっ付いています。

骨(骨膜)とくっ付く事でズレない様になってます。

 

しかし、骨(椎間関節)が硬くなれば、この硬膜を硬くし、硬膜が硬く(緊張)なれば、必然的に背骨(頭蓋骨)は更に硬くなります・・・。

背骨が硬い人(身体が硬い人)は筋肉が硬いだけでなく、硬膜が硬い場合が多いです。

 

硬膜の緊張は思考と強く関係しており、思考が強くなれば硬膜も硬くなり、硬膜が硬くなれば思考も強くなります。

つまり、思い込みで硬膜は硬くなり、硬膜が硬いと思い込みが激しくなります。

 

なので硬膜の緊張は、急性であれば比較的簡単に取れますが、慢性となるとそう簡単に緩みません。

脳がその状態を記憶してしまっているので・・・。

 

なので症状の緩解が難しい方や痛みが続く方はそうなっていると思われます。

こう言う方は定期的な通院で、硬膜の弛緩をさせて行く必要があります。

押圧、マッサージ、ストレッチで硬膜は緩みません(骨の中なので)

特殊技術が必要になります。

 

クラニオセイクラムもその一つですが、硬膜弛緩には他にもテクニックがあります。

一度での弛緩は難しいので、定期的に通院してみて下さい。

きっと変わります。

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