気圧
気圧。
大気の圧力。
低気圧となると、押さえつける力が弱まるので、空気は動き回ります。
空気の動き、つまり”風”です。
海水も空気の圧力が減ると押さえつけ弱まるので膨らみます。
膨らんだ所に風が当たると、波が起こります。
一方、高気圧は押さえつける力が強くなるので、空気は動きにくくなります。
風は無くなります。
海水も大気により押さえつけられ、風も無いので波は穏やかになります。
この自然現象は、人体にも影響を与えます。
低気圧は、圧力が減るので身体の内部(細胞)は膨らみます。
身体の内部(細胞)が膨らむと外側(皮膚)が膨らむ事で破れそうになり、痛みや怠さを感じる様になります。
逆に高気圧は、身体(細胞)への外からの圧が強くなるので、細胞は膨らめません。
血管も、径が細いほどよく流れます。
着圧ソックスは下肢の浮腫み解消に用いられる様に、外から圧が強ければ、内部の循環はよくなります。
低気圧は空気が軽くなるので、水(海や川、湖や池など)も圧迫から解放されるので水分子が浮きます。
それが漂う事で大気は湿気をおびます。
湿度が高いと、体内に水分が籠りやすくなります。
呼気から出される水分は、湿度が高いと吐き出しにくくなるので呼吸がし辛くなり、身体への酸素の取り込みも悪くなるので、これまた痛みや怠さを感じやすくなります。
身体に籠った水分は、神経伝達(電気刺激)をよく通す結果となるので、痛みや怠さを脳へ伝えやすくなります。
水が籠ると、耳介などが浮腫むと耳石が浮き、目まいを起こすでしょう。
蝸牛が浮腫めば、耳鳴りとなるでしょう。
身体の浮腫みは脳からの電気刺激を過剰に通し、皮膚や筋肉を刺激し続けるので、これらは緊張するでしょう。
それが凝りとなるでしょう。
低気圧により関節内の水に溶け込んでいる空気(窒素)は膨張し、関節は曲げにくくなるでしょう(膝が痛い・手が動かしにくいなど)
低気圧により身体は外からの圧(大気圧)から解放されるので膨らみます。
この膨らむ事が様々な痛みや不調を起こします。
入浴は、水圧を身体に掛ける事になり、外圧が高まる事で楽になるでしょう。
着圧のストッキングなども脚が楽になるでしょう。
指圧などの刺激も圧せられるので、楽になるでしょう。
低気圧の時こそ、圧をかけるのです。