心理的盲点
何かに意識を向けていると、他の情報を入って来させず、そこに集中させると言うシステム、それをスコトーマ(心理的盲点)と言う。
他が見えなくなる。
僕らは思い込み(私とは、こう。世界とは、こう)で生きている。
なので他者からの意見をそう簡単に受け入れない。
面白いもので、先に先入観と言うか自分のルールがあると、他者から言われる言葉も受け取れなくなる。
そうして、自分の思っている言語と違う言語が来た時に、音として”だけ”受け取る。
なので聞き返す。「え?今、何と??」
僕らは既に自分の中に答え(希望)を持っている。
なのでそれに反する回答や、思いもよらない回答は聞き取れない。
複数回聞かないと、理解が出来ない。
スコトーマは視覚の問題の様に思われがちだが、聴覚にも存在する。
言葉がすんなり入って来ない場合は、既に自分に答えがあり(もしくは、そう答えて欲しいと言う希望)、それにそぐわない回答(想像だにしてなかった言葉)は入って来ない。
なので、「前に言ったでしょ!」は、聞こえてない。
「あの時、返事したよね?」も聞き取れれていない。
スコトーマ
一見、便利な機能だが、周りをイライラさせる事も起こり得る(苦笑)