存在
口を広げた空のビニール袋を大きく振ると、ビニール袋の中に空気が入ります。
そのビニール袋の口を閉じると、ビニール袋に空気が溜まります。
そのビニール袋を裂くと、空気は外に漏れだし、空気は空間に広がって行きます。
そうして同じ空気はもう二度と同じビニール袋には入りません。
入ったとしても、他の空気と混じり合ったモノが入ります・・・
肉体と魂の関係も同じです。
肉体が出来た時、全体を漂っていた”モノ”が、肉体へと入ってきました。
私たちはその入って来たものを『魂』と呼びます。
魂とは全体に存在し、全体のごく一部が『私』と言う身体に入って来たモノです。
元は全体です。
私達は死んだら無くなると思っています。
無くなるのは肉体と言う形であって、無くなりはしません。
全体に戻るだけです。
肉体も、炭素・酸素・窒素・水素・その他の構成素によって成り立っているモノです。
なので、全体に戻るだけです。
そうして私たちは全体と融合します。
いつか全体のごく一部がまた同じように切り取られて、別の肉体に入ります。
入って行く時は、混ざり合ったモノです。
なので私たちの魂には様々なモノが混ざり合っています。
様々です。
なので色んな事を思い出せるのです。
『なるほど~』って感心する事は、もともと自分の中にあった事なので『なるほど』って受け取れます。
それが無ければ『なるほど』と受け取れません。
私達は『無い』、『欲しい』と思っていますが、全てがこの肉体には入っています。
無いモノねだりは、感じられないからです。
感じられないと私たちは不安になったり、欲する(引き寄せよう)とします。
私達は、感じたいのです。
私達が生まれてきた役割とは、全体から分かれた”個”を感じたいのです。
現世のおいて、私たちがもっともしなければならない事は、五感でしっかり感じる事!
触って、観て、嗅いで、聴いて、味わって!
沢山たくさん、感じましょう!!