姿勢の大切さ
整体とは、『体を整える』と書きます。
改めて言われる必要もないかもしれませんが、氣づきの為に書かせて頂きます。
身体は筋肉によって立ててます。
骨だけでは立てません。
骨を支える為に、靭帯がありますが、それは骨の位置を固定しているだけで、靭帯では立てません。
立つためには筋肉が必要です。
筋肉は伸び縮みします。
加えて、拮抗しています。
上と下、前と後ろ、右と左、内側と外側、右斜め上と左斜め下・・・
こうしてバランスを取り合い、弱い側を補っています。
弱い側が何故、発生するか?
それは重力と脳の癖(利き手、効き耳、効き目など)によって傾き、捻りが入る為で、絞られた側、伸ばされる側が発生します。
絞りや傾きがある上に重力により抑えつけが起こるので、弱い側と強い側が次第に発生します。
内臓も弱い側に偏り、重力によっても偏ります。
胃液や腸液が蠕動運動により流れているとはいえ、偏りがあると腸壁、胃壁には負担が掛かり続けます。
血液も同じです。
特にリンパ液、静脈血は筋肉運動により流されますので、弱い側があるとそちらの循環は不良になります。
こうして滞りのある部分では何かしらの問題が発生し始めます。
加えて、背骨を支えられなくなるので脳からの電気信号は100%が伝わりにくいエリアが生まれます。
この100%神経伝達が届かないエリアでは、自然治癒力の発動が遅くなります。
こうしても問題が発生して行きます。
頭に限って話をすると、脳みそは全身に信号を送り出す働きと、全身からの情報を回収する部分です。
偏りの為、情報過多、情報不足が起こり、それを調整する為に情報を送り出そうとしても脊柱が歪んでいると流れず、頭に溜ります・・・
信号が頭の中で出せもせず、入りもせずだから混線(混乱)すると、全く関係ない事同士を勝手に繋げ始めます。
なので、不安に思うと腰が痛くなるなどの現象が発生してきます。
そうして様々な事が勝手に関連付けられた結果、ネガティブが起こると体に不調が起こり始めます・・・
なので流れを整える必要があるんですね。
特に脊柱は整えておかないといけない。
信号が流れないから!
筋力も必要ですが、先ずは姿勢を整える。
他力で整えるよりも、自力で整える習慣を身に付けましょう。
私達整体師の役目は、皆さんが整ったと思ってる状態を第三者目線で指摘する役目です。
大いに活用して下さい。
おさらい
神経伝達により身体は動きます。
キチンと動く為には神経伝達ルートが整っていなければなりません。
しかし、重力や癖によりバランスを崩します。
崩した筋肉は元に戻りにくいです。
その状態で長くいると、脳に情報が溜まります。
溜まった情報が排出出来ないので、ストレスが溜まり、それが不安や恐れ、イライラやパニックになります。
情報を流しましょう。
流れる環境を創りましょう。
私達でも出来ますが、先ずは普段の姿勢から意識しましょう。
全て、日々の習慣です。