報酬系

「また気づいたらスマホを見ていた」

「通知がないのに何度もロック画面を確認してしまう」

「SNSをやめようと思っているのに、気づいたら1時間が経っている」

こうした経験は、現代人にとってごく普通のことになっています。

 

多くの人が「自分の意志が弱いせいだ」と思い込んでいる。

SNS等スマホ依存は、パチンコ依存やアルコール依存と同じ神経回路が乗っ取られた状態だと言う。

意志の問題ではなく「脳の状態の問題」。

 

 

【ドーパミン】

快楽物質とされるドーパミンは、「快楽」と言うより「欲求」の物質。

快楽そのものを生み出すのは、エンドルフィンやオピオイド受容体系の働き。

ドーパミンは「それを求めて動く」エンジンの役割を担っている。

パチンコ依存者は「楽しいからやめられない」のではなく、「楽しくないのにやめられない」

同様に、スマホを見続けても「満足感は得られないのに、また手が伸びる」

これは意志の欠如ではなく、ドーパミン回路が乗っ取られた状態で起きる、神経レベルの現象。

 

 

なぜSNSはここまで強力に引きつけるのか?

変動強化スケジュール」という概念があり、報酬が予測不能なタイミングで与えられると、生物の行動は最も強固に固定されると言う。

スマホのタイムラインを開くたびに、脳には次の疑問が生まれる。

「今度は何があるだろうか?」

面白い投稿があるかもしれない。

誰かが自分の投稿に「いいね」してくれているかもしれない。

重要なニュースが流れているかもしれない・・・。

 

この「かもしれない」という予測不能性が、側坐核(報酬系の中枢)のドーパミン放出を最大化させるんだとか。

 

 

繰り返し強い刺激を受けると、脳は自己防衛のためにドーパミン受容体の数を減らすと言う。

これをダウンレギュレーション(受容体の減感作)と言う。

【正常な状態】

日常の刺激 → 十分な満足感

【ダウンレギュレーション後】→ 日常の刺激 → ほぼ何も感じない → SNSの刺激 → やっと「普通」の感覚

SNSを長時間使い続けた後に「なんとなく虚しい」「現実がつまらない」と感じるのは、この状態が起きているサイン。

しかし、脳が飢餓状態でドーパミンを求めていると、日常では満足できず、またスマホに手が伸びる。

パチンコ中毒者が「楽しいからやっている」のではなく「やめられない」のと同じ構造となる・・・

 

スマホ依存は、快楽の問題だけでなく、衝動制御を担う脳領域そのものが侵食される点にあるんだとか。

慢性的なドーパミン欠乏状態。。。

そうなって来ると、

前頭前野の機能低下

・理性的な判断

・長期的な計画

・衝動の抑制

を担う領域が活動が低下し、「やめようと思っているのに止められない」状態が生まれる。

扁桃体の過活動

・不安

・恐怖

を処理する領域が、スマホが無い状態では落ち着かない感覚が起こる。

 

 

脳機能を元に戻す方法と言うは、有酸素運動だと言う。

有酸素運動によりドーパミンとセロトニンを自然に増加させる。

これが最も有効な手段だと言う。

これからの季節、暖かくなり、桜も咲いて来る。

外に出て、何かしたい!と言う気分になって来るこの季節。

 

日常に有酸素運動を取り入れる事で、セロトニン(安定・幸福感)分泌が増え、意味の無い欲求よりも心が満たされますよ♪

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