四十肩・五十肩
「肩が痛い」と訴える40代男性。
ぶん回し運動をすると三角筋後部に痛みがあるとのこと。
最近、四十肩・五十肩の原因を「自律神経の乱れ」と仮定して施術を行っている。
この方も数日前から痛みが出ていたが、脊柱の硬さから 交感神経優位 と判断。
そこで、自律神経を整える施術を行った。
すると——
体が戦闘モードから抜け出せない
「うぁ、全然、力抜けん!」
クライアントは、自分の体が どれほど緊張しているのか すら気づいていなかった。
リラックスする感覚が分からなくなっているほど、身体は戦闘モードだったのだ。
そこで、じっくりと脱力を促していく。
寄り添いながら、深いリラックス状態へ導く。
すると——
程なくして、身体がかなり緩んできたので、もう一度ぶん回し運動を試してもらう。
「痛くないです!」
👏👏👏
「こんなに緩んだことがない! 僕って、こんなに緊張してたんですね…😱」
心はリラックスしても、肉体は緊張している
自律神経は、自分でコントロールできない神経。
だからこそ、 頭ではリラックスしているつもりでも、肉体の緊張に気づけない。
その緊張に気づかないまま関節を動かし続けることで、ある日 突然、四十肩の症状が出るのだと考えている。
「自分の体が今、どういう状態なのか?」
それに気づくことが、健康への第一歩かもしれない。