前を向いて
そのクライアントは、足首を捻挫し来院。
足首を固定していると、どうしても歩行が変になる。
その変な歩行を修正する方法を指導する。
と…
「言われて、凹んだ…」
“言われて凹む”って事は、自分が気づいていたけど言われてしまった…って事なのか?
それとも、自分ではそんな事はない。と思っていたのに、そうではない!と言われたことに凹んだのか?
それとも、ただ違う言葉を求めていたからなのか?
いずれにせよ、事は重大で、私からしたら改善の余地がある!と言いたいのを「凹んでいる」状況ではない!と言う事。
「凹む」暇があるのなら、前に進んだ方が回復は早くなる!
「言う事」は、現実を知り、対策を述べているだけ。
それを受け入れ、一生懸命、前に進もうとする80代、90代もおられる。
よく病院で「歳のせい」と言われ凹んでウチに来られる方も多いが、歳のせいだけを受け入れて前に進もうとしていないから凹んで終わり。
で、次の所へ…
分からないから聞いて来られるのだと思います。
それに対して説明をすると、凹む…
これは言い方の問題ではなく、受け取り方の問題です。
圧倒的大多数の時間はウチや病院へは行かないでしょ?
だから対策を教えるんです!!
それを最初から「凹む…」で片付けて欲しくないです。
「言われて、凹んだ…」
「凹まない様にするには、どうすれば良いですか?」
「トレーニングします」
「出来そうですか?」
「分からん…」
そこまで分かっているのなら、前に進みましょう。
止まってても何も解決しませんし、痛みを治すのは最終的には“自分”です。