内臓下垂と更年期障害

「下腹ぽっこり」
その正体は“内臓下垂”

内臓が正しい位置よりも下に落ちてしまう状態です。

 

この原因は、単なる「運動不足」や「年齢」ではなく、筋肉が硬く、呼吸が浅い事で、お腹まわりの筋肉に血液(酸素・栄養)が十分に行き届かず、筋肉が冷えて弾力を失ってしまう事が背景にあるのだと言う。

筋肉は血液が流れることで柔らかく温かく保たれ、内臓を支える力を発揮します。
しかし、血流が滞ると筋肉は冷えて硬くなり、内臓を支えきれずに下がって行く・・・
結果、骨格が歪み、体型の崩れ(いわゆる“おばさん体型”)に繋がって行くのだと。

 

下腹ぽっこりによって、太い動脈・静脈が通る「足の付け根(鼠径部)」が圧迫されると、上半身と下半身を繋ぐ重要な血流の分岐点が圧迫されるので、下半身への血流が妨げられ、「冷え」「のぼせ」「立ちくらみ」「頭痛」「イライラ」「倦怠感」など、多様な不調が生じる事が考えられる。

これらの症状は、更年期世代だけでなく、10代・20代の若い女性にも見られる事も多く、よく「ホルモンのせい」と思われがちな不調の多くは、実は“内臓下垂による血流の滞り”が背景にあるとか。

 

現代女性の多くが「冷え性」を訴えますが、それも体質ではなく、血液が足やお腹に届いていない状態。
どんなに良い栄養を摂っても、血液が運ばなければ細胞は活性化しません。
結果として、代謝が落ち、太りにくく・疲れやすい体になります。

痩せて見えても、それは「代謝が良い」からではなく、血と酸素が巡らず“やつれて痩せている”ケースが多いとか。。。

体の中心である“血流”と“筋肉の柔軟性”の乱れが生む、全身の不調サイン。

内臓を本来の位置に戻し、全身の血液循環を整える。
これが健康的で美しい体への、最も自然で根本的な道だと考えます。

 

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