何故、背中は硬くなるのか？
t1-keyaki脳の電気信号と脊柱の関係
「ストレスがたまると、肩や首がガチガチになる…」 「何もしていないのに、背中のハリが取れない…」
こんな経験、ありませんか？
もしかすると、それは 脳で発生した電気信号が脊柱に影響を与え、神経が硬くなっている せいかもしれません。
今回は、その仕組みと解決策をわかりやすく解説します。
脳の電気信号が脊柱に与える影響
私たちの神経は、電気信号（活動電位） を使って情報を伝えています。脳から発生した電気信号が背骨を通じて全身に送られることで、体は動き、感覚を得ることができます。しかし、この信号が 過剰になったり、持続的に流れ続けたりすると、脊柱の神経や筋肉に悪影響を及ぼすことがあります。
では、具体的にどのような現象が起こるのでしょうか？
脳の電気信号が神経を硬くする3つのメカニズム
① 過剰な電気信号が筋肉を硬直させる
ストレスや緊張が続くと、交感神経が過剰に働き、脊柱周辺の神経にも強い電気信号が流れます。その結果、筋肉が持続的に収縮し、ガチガチに固まってしまう のです。
特に影響を受けやすいのは：
- 首（ストレートネック）
- 肩・背中（猫背・巻き肩）
- 腰（反り腰・慢性腰痛）
「ストレスがかかると肩が上がる」のは、この仕組みによるものです。
② 神経周囲の血流が低下し、柔軟性を失う
交感神経が優位になると、血管が収縮し、血流が低下します。
神経組織は血液から酸素や栄養を受け取ることで健康を保っています。しかし、血流が悪くなると 神経が栄養不足になり、柔軟性を失って硬くなる のです。
特に影響を受けるのが 胸椎（背中の脊柱）。ここが硬くなると呼吸が浅くなり、さらにストレスを感じやすくなる悪循環に陥ります。
③ 神経の興奮状態が続くと、しなやかさを失う
神経は本来、適応力を持っています。しかし、脳からの電気信号が 過剰に流れ続けると、神経が興奮状態から抜け出せなくなり、硬くなったように感じる ことがあります。
特に、
- 慢性的なストレス
- 睡眠不足
- 長時間のスマホ・PC作業
が続くと、神経の適応力が低下し、背骨まわりの神経が緊張しやすくなります。
脳の電気信号を整えて、神経を柔らかくする方法
「じゃあ、どうすれば神経が硬くならないの？」
解決策は 脳の電気信号をコントロールすること です。
✅ ① 深呼吸で副交感神経を活性化
→ ゆっくり息を吐くことで交感神経の過活動を抑え、神経の興奮を落ち着かせる。
✅ ② 瞑想やマインドフルネス
→ 脳の電気活動を安定させ、余計な信号を減らす。
✅ ③ 軽い運動やストレッチ
→ 筋肉を動かすことで、神経の過剰な電気信号をリセットする。
✅ ④ 温熱療法（お風呂・ホットパック）
→ 血流を促進し、神経組織の柔軟性を取り戻す。
✅ ⑤ 姿勢を整える
→ 「姿勢を正す」ことで、脳が「リラックスモード」に切り替わり、電気信号の過剰な発生を防ぐ。
まとめ：脳の電流を整え、脊柱を守ろう
脳の電気信号が過剰になると、脊柱の神経が硬くなりやすくなります。
- 電気信号が過剰になると、筋肉が緊張し続ける
- 神経の血流が悪くなると、柔軟性が失われる
- 興奮状態が続くと、神経が硬くなりやすくなる
だからこそ、日頃から 脳と神経をリラックスさせる習慣 を取り入れることが大切です。
「思考を変えれば、背骨も変わる。」
まずは、深呼吸をして、背筋を伸ばすことから 始めてみてくださいね。😊
