サイトカイン
世間が「抗体」とか「免疫」とか言うので、その流れで何となく耳にされた方も居られると思います。
サイトカイン
細胞はそれ単体が【生き物】です。
つまり、「私」とは「私」一人の命ではなく、「私」を構成している細胞(60兆個)の生命体の集合体が【私】です。
なので、【私】は一人ではありません。
その「私」を構成している細胞(60兆個)は生き物なのでお互いに情報交換をしています。
その情報交換の代表に『神経』があります。
脳からの情報を受け取り、自身(細胞)が受け取った情報を脳へ送る。
脳も「細胞」のですので、情報交換を『神経』と言う電気信号でやり取りをしています。
その他に『ホルモン』があります。
これは「細胞」が作った液体です。
神経が電気信号なら、『ホルモン』は液体信号です。
その液体信号は、血液に入る事によって全身に流れ、必要な細胞に伝わりやり取りをしています。
『サイトカイン』は、細胞間を電気や液体でやり取りするモノではなく、【糖タンパク】と言う物質でやり取りをするモノです。
主だったやり取りは、『炎症』の反応や、『腫瘍』に対する反応などをします。
サイトカインには30種類以上あるとされますが、代表的なものに、
・インターロイキン
・インターフェロン
があります。
インターロイキンは、リンパ球間で働くとされ、インターフェロンはウイルス感染を防ぐ働きがあるとされます。
私達の身体の中ではこうした物質が働いてくれているので情報交換がスムーズに行き、生体反応が起こり、治癒力が発揮されています。
細胞一つ一つが生命体であり、彼らがやり取りをしてくれるお陰で、私たちは今日も働け、動け、笑い合えています。
身体に感謝!!