クラニオセイクラム
クラニオセイクラム(頭蓋仙骨療法)
この施術を行う目的は、脳脊髄液の循環の促進。
脳脊髄液とは
脳と脊髄に栄養を与え、衝撃を吸収し、神経伝達を促し、脳や脊髄に溜まった老廃物を流す役割を持つ水。
この水は脳内にある脈絡叢から分泌され、硬膜静脈洞によって吸収され血液に戻される。
血液から選ばれた水(血液脳関門を通り)のみが、脳脊髄液となれる。
脳はこの身体を動かす司令塔。
その司令塔が狂っては困るので、こうした選ばれたモノのみが脳脊髄液となり、先に上げた様に、脳を守っている。
https://www.youtube.com/shorts/x97EtQ9s5Uc
脳脊髄液は、後頭骨と仙骨の動きによって循環しているとされる。
しかし、後頭骨が固い(頸の付け根が硬くなる)や、仙骨が硬くなる(骨盤が固い・脊柱が緊張しているなど)が起こると、循環不良を起こし、上記の役割(栄養補給・老廃物除去・保護作用など)が出来なくなる(鈍くなる)
こうして脳は間違った情報(100%の情報ではなく、95%など少ない情報)を送る様になる(収集する様になる)
これが習慣化していく事で、脳細胞は本来の働きから怠けを覚え、95%を100%として行く。
当然、循環不良は続くので、95%も次第に90%、88%、85%・・・と弱くなって行く。
これが所謂老化の現象で、昔は出来ていた事が出来なくなっている現象。
物忘れが起こる現象。
耳が遠くなる現象。
消化が鈍くなる現象・・・
これらが起こるのをゆっくりにさせる為に、クラニオセイクラムを施す。
何も痛みを軽減させる目的や、運動パフォーマンスを上げる目的だけではない。
脳活動を活発にさせるだけの目的ではない。
故に、定期的に受ける事を勧めている。
上記の動画で、クライアントがピクピク動く事がある。
これは「自発動」と呼ばれ、寝返りや座り位置を変える動作と同じで、身体の中に違和感を感じると、勝手に身体が動いて修正(調整)を掛けてくれる。
動けば動くほど歪が大きかったことを教えてくれる。
施術を施している最中に、動かなければイイではない。
動かない人は、調整が上手く行かなかった事を意味する。
なので、何かを感じ取ってやろうとか、これで良くなる!など考えず、ゆったりとした気持ちで施術を受けて欲しい。
眠気が来たのなら寝て欲しい。
クラニオセイクラムをどんな人が、どんな目的で受けているのか?分からないと思います。
脳からの指令をちゃんと細胞に送る目的であったり、刺激をちゃんと脳が受け取れる様にする事が目的です。
老化を遅くするであるとか、判断力を維持させるとか、目的は様々あるでしょう。
どんな人であっても対象です。
定期的にクラニオセイクラムを受ける事をおススメします。