むくみ
『むくみ』と聞くと、多くの人はブヨブヨの状態をイメージする。
むくみとは、細胞内に細胞内液が溜まりパンパンになってる状態と、細胞間に間質液として溜まる場合とがあり、細胞内液が少なければ皮膚はブヨブヨとなり、細胞内液も溜まってる場合はパンパンになる。
つまり、皮膚を摘まんだ時に摘まめない状態も浮腫んでいる状態だと言う事。
中高生のクラブ活動をしてる子に多いが、当然、どの世代でも同じ現象は起こる。
男性は浮腫みが少ない様に思われるがそんな事はない。
男性は女性に比べ筋肉量が多いので比較的リンパが流れやすいが、男性の場合は細胞内液も間建っているので氣づきにくい。
この細胞内液や間質液には栄養素が一緒に含まれている。
これらの液体が流れずに滞ると栄養素が沈殿して行く。
沈殿されたのが脂肪であり、更に圧縮されたのがセルライトである。
皮下脂肪だけをそうだと思われるが、刺しの入った牛肉などを観ると分かる様に、肉の間にああして溜まる。
当然、内臓にも溜まる。
脳脊髄液は脳の血管に排泄されると言うが、その一部は末梢部にも排泄されていると言う説がある。
身体が浮腫んでいると脳脊髄液は排泄が出来ず、脊柱、頭蓋骨内に溜るとされる。
脊柱、頭蓋骨内に脳脊髄液が溜まると、硬膜にテンションがかかる事で脊髄反射などが起こる。
から、身体が硬くなる(力が抜けなくなる)
思考も偏り出す(ネガティブ)
ほぐしなどは必要になって来るが、例えば肩が凝るからと言って肩だけをほぐしても全身が浮腫んでいる過程でそうなっているので効果は無い。
全身のリンパを循環させなければならない。
むくみを軽視している人は多い。
しかし、むくみから様々な問題、症状が発生している。
一番の原因は食事。
味がしっかりしている事が原因。
加えて運動不足。
運動とは筋トレではない。
末端部の動き。
これは現代人はもう指(特に足)を動かす事はほぼない。
それ故に末梢部の筋肉が動かない事により末梢部にむくみが発生し結果として全身にむくみが広がる。
末梢部の運動が必要。
つまり、指。
お腹を動かす事も必要。
これは腹式呼吸がもっとも簡単な運動方法。
末端部を動かし、呼吸(腹式呼吸)をしっかりする。
全て循環。
流れを止めてはいけない。