お勉強
整体師になりたい!とか、トレーナーになりたい!とか、インストラクターになりたい!と言う方が増えて来て、その中で『何から学んだらイイですか?』と複数の方から言われるので、元講師であり、現在、セミナー講師でもある私が教えてあげらえる事を教えます。
先ず、知らなければならないのは、人体構造、成り立ちです。
人の身体を触る上で、人に動きを教える上で、これらをしらなければやってはいけません!!そう言っても過言ではないと思います。
【人体構造】
人の身体は約206個の骨から構成されており、その206個の骨がどうやって動くかと言うと、筋肉の作用です。
作用とは、働きの事で「○○筋が動けばどう動くか?」を作用と言います。
筋肉はこれまた多くありますので、全てを覚える必要はありませんが、主要な筋肉の名前と部位、作用は知っておいた方がイイです。
最初に骨が出てきたので、骨の役割を説明します。
・身体を保持させる。
・運動をさせる。
・内臓(脳・脊髄)の保護。
・カルシウムなどの電解質の貯蔵。
・血液を作る。
これらが主な役割です。
骨が無ければ、タコの様にグニャグニャに地面に這いつくばり、脳みそも踏まれたらグチャグチャ、内臓も踏まれたらグチャグチャになりますね。
そうさせない為に骨がしっかりと立たせ、それぞれの器官を保護しています。
一見すると忘れがちですが、血液って骨で作られます。
血液は、栄養素を運び、老廃物を流し、酸素を運び、二酸化炭素を運び、傷を修復させ、病原菌から守ります。
血液が出来るのが骨なので、骨がなければこれらの役目が出来なくなります。
骨は約206個あると言いましたが、これは尾骨の数が主な要因で、教科書的には3個~5個と書いてあることに由来します。
また、たまに腰椎(腰の骨)が6個ある方などが居られる事に由来すると思われれます。
頭の骨を頭蓋骨と言いますが、動く関節は顎の関節のみであり、その他は基本、動かないとされています。が、クラニオセイクラム的に言えば動いています。
その動きとは目に見えて動いている訳でもなく、また、触って「動いてます!」と明確に分かるモノではないですが、”動き”が何なのか?が理解出来れば動いている事に気づきます。
背骨は頸椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨からなります。
頸椎は7つあり、第一頸椎(通称、環椎)の可動域が最も大きいです。
頸椎は胸椎や腰椎と異なり、最も広い可動域を持っています。
最も可動域が広いと言うのは良い事ですが、言い換えればズレやすい。とも言えます。
胸椎は肋骨が付いているエリアを指し、12個あります。
肋骨は胸の前で胸骨とくっ付いているので、結果として胸椎の可動域は肋骨により制限され、また胸骨がある為に、前にも後ろにもほぼ行けません(仮に行ったとしたら、心臓が圧迫されるし、肺も圧迫されます)
胸椎は横に身体を倒す、捻る。と言った動作を得意とします。
腰椎は5つあり、お辞儀をしたり、後ろに反ったりが得意なエリアです。
横にも倒れますが、捻りはほぼ出来ません。
なので、腰を捻る動作とは、腰を捻っているのではない!と言う事になります。
仙骨は元々5つの骨からなり、成人に近づくほど1つの骨となります。
尾骨は尾っぽの名残りとも言われますが、既に尾っぽの役割は人間は求めていないので退化し、その役割はほぼありません。
今日はここまでにします。
少しずつですが上記の夢・目標を持たれておられる方は覚えてみて下さい。